薬剤師の転職のタイミング
薬剤師の転職にとってベストなタイミングはあるでしょうか?
季節的な要因
求人の多い少ないには、時期的なものも多少影響します。
年明けてから4月くらいまでは求人も多いですが、春までに就職を決めようとする人も多く、応募者も増えるので、良い求人案件ほど競争率が高くなるとも言えます。
春から夏までは、求人数そのものが減っていく時期です。
夏から秋口ころまでは、ボーナスをもらってから辞める人が出てくるため、再び求人が増加する傾向にあります。
しかし同時にこの時期を狙って転職活動をしている人も多いので、やはり競争率も比較的高いかもしれません。
秋から年末にかけてまた一旦落ち着きます。
こう見ていくと、求人が増える時期にはそれを狙う応募者も増えるので、転職しやすい一定の時期があるとはいえないようですね。
自分にとってベストなタイミングを考える
結局、転職にベストなタイミングは、それぞれの状況によって変わります。
たとえば、自分のやりたいことがはっきりしたとき、また、目指す薬剤師像が定まりそのために今すべきことが明確になったとき(「薬剤師のキャリアパス」を参照)、もしくは事情があって(例:夫の転勤や、子どもの世話など)時間や場所や待遇を自分の希望どおりにして働く必要があるときなどです。
そして、いま在籍している社内で異動するなどでそうした希望が叶えばよいのですが、現在の会社ではどうしても実現できないとわかったときでしょう。
ここまで自分の意思と今の状況とが明白になれば、転職活動も覚悟と熱意をもって進めていけます。
少し時間がかかるのが普通です
こうして自分の希望がはっきりしていると求人も探しやすいものですが、希望する案件がすぐにはないことも多いでしょう。
でも、その覚悟と熱意を持ち続けて、転職活動を地道に続けましょう。
少し妥協して急いで転職すると、すぐ決まりやすいゆえの後悔も数多くあります。
半年くらいは余裕をもってじっくり転職活動をするのが、ベストなタイミングをつかむコツといえるでしょう。
そのためには今の職場は辞めずに、なおかつ好条件の求人にすぐに対応できるような体制を整えておきましょう。
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